Classification 厳しい認定基準

1│ 子牛の繁殖
兵庫県内の繁殖農家(指定生産者)のもとで生まれた但馬牛の血統の子牛は、まず牛の戸籍簿に登録され、10桁の「個体識別番号」の耳標が装着されます。どの血統で子牛を産ませるか、よりよい種付けを見極め、子牛を月齢約9か月まで健康に育てることが、繁殖農家の役目です。

子牛の繁殖

2│ 肥育
子牛家畜市場に出品された子牛を、肥育農家(指定生産者)が買い取り、ストレスのない健康的な環境で、愛情と手間ひまかけて育てます。子牛たちは稲わらやとうもろこし、麦などの選び抜かれた飼料と清澄な水を与えられ、最低月齢28カ月以上、平均32カ月程度かけて理想の肉質に近づいていきます。

肥育

3│ 出荷
兵庫県内の食肉センターでと畜。各種、検査を行い合格牛は枝肉市場で「但馬牛」として売買されます。

出荷

4│ 格付
それら但馬牛の中でも、とくに未経産牛・去勢牛であり、枝肉格付等が以下の事項に該当するものだけが「神戸ビーフ」と呼ばれます。
● 霜降りの度合いを表す「BMS」がNo.6以上
● 可食部分の割合(歩留等級)がA・B等級
● 枝肉重量が499.9kg以下
● 肉質のきめ細かさ、しまり具合がすぐれている
のじぎく
神戸ビーフに認定された牛肉には「のじぎく」の紋章が捺されます。
ブロンズ像
牛をかたどったブロンズ像が、神戸ビーフを取り扱う指定登録店の目印。